世界貿易機関(WTO)
貿易統計・見通しに関するWTOプレスリリース(2020年4月8日)
「新型コロナウイルスが世界経済に大打撃を与える中,貿易は急落」
令和2年4月9日
4月8日(現地時間),世界貿易機関(WTO)は,新型コロナウイルスを巡る状況を受け,貿易統計・見通しに関するプレスリリースを発出したところ,その概要は以下のとおりです。なお,報告書全文はWTOのホームページでご確認頂けます。
- 世界貿易は新型コロナウイルスの影響により、2020年に13~32%減少することが見込まれる。
- 世界貿易は2021年に回復することが見込まれるが、回復は感染が続く期間と政策の有効性に左右される。
- 世界ほぼ全ての地域で2020年の貿易量は二桁落ち込む見込み。北米とアジアにおける落ち込みが特に顕著。
- エレクトロニクスや自動車等、複雑なバリューチェーンをもつセクターでより急激な落ち込みが見込まれる。
- 運輸や旅行に対する制限により、サービス貿易が新型コロナウイルスの影響を最も直接的に受ける。