G7
上川外務大臣によるジョイア・タウロ港の視察
令和6年7月16日



現地時間16日午後12時47分(日本時間同日午後6時20分)から約13分間、G7貿易大臣会合に出席するためイタリア共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、レッジョ・カラブリアのジョイア・タウロ港をG7貿易大臣会合参加者とともに視察しました。
- まず、アントニオ・タヤーニ伊副首相兼外務・国際協力相(H.E. Mr. Antonio TAJANI, Vice-President of the Council of Ministers and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Italian Republic)から、同外相が主導しているガザ支援事業「Food for Gaza」におけるジョイア・タウロ港の役割について説明を受け、同事業の一環としてガザへの支援物資の輸送手続迅速化や輸送物資の安全確保のため同港からキプロスに供与予定のコンテナ用スキャナー等の機材について視察しました。
- 上川大臣からは、強靱なグローバル・サプライチェーンを構築する上で、ジョイア・タウロ港の重要性について指摘した上で、欧州地域とインド太平洋地域を結ぶ航路に位置する同港は、海運に大きく依拠する我が国にとっても重要との観点から、視察同行者や港関係者と活発に意見交換を行いました。
(参考)ジョイア・タウロ港
1970年代に、レッジョ・カラブリアで製造される鉄鋼の輸出を目的として開業。ジブラルタル海峡からスエズ運河を繋ぐ地中海上の要衝として1990年代から商業港として発展。貨物積載量でイタリア国内トップ、欧州圏内8位(2023年)。