欧州連合(EU)

平成30年5月16日
申入れを受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本16日午前11時35分頃から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,日・EUビジネス・ラウンドテーブル(Business Round Table:BRT)の佃(つくだ)和夫日本側共同議長(三菱重工業株式会社相談役),ダニー・リスバーグEU側共同議長代理(欧州ビジネス協会会長)(Mr. Danny Risberg,Chairman of European Business Council(EBC) in Japan)の表敬及び提言書の手交を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,リスバーグEU側共同議長代理から,本年のBRT年次会合において採択された日EU両政府に対する提言書を安倍総理大臣に手交しました。

2 次に,佃日本側共同議長から,本年のBRT年次会合における議論の概要について説明するとともに,昨年12月に実現した日EU経済連携協定(EPA)の交渉妥結を契機として,日EU以外の地域にも自由貿易体制が拡大し,ビジネス機会の拡大につながることを期待する旨述べました。

3 また,佃日本側共同議長から,年次会合においては日EU・EPA発効後の日EU間のビジネスの拡大を見据えて,デジタル経済,持続可能な開発目標(SDGs),規制協力等についても議論を行ったことを説明し,ハイレベルな協力を継続することを望む旨述べました。

4 続いて,リスバーグEU側共同議長代理から,日EU・EPAの早期の署名・発効を望むとともに,貿易関係が不安定な中で,自由,公平かつルールに基づく貿易が互恵的で緊密な協力関係の礎となることを示すことを通じ,リーダーシップを発揮することを期待する旨述べました。

5 最後に,安倍総理大臣から,本年退任する日EU両共同議長の尽力に謝意を表明するとともに,日EU・EPAの早期の署名と発効に向けて政府一丸となって最大限努力し,産業界と緊密に連携して,より強固な日欧経済関係を築いていきたい旨述べました。

[参考]日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)別ウィンドウで開く

  • 1999年に設立された日本とEUのビジネス界の対話の枠組み。年一回,日本とEUで交互に年次会合を開催(本年の年次会合は4月20日に東京で開催)。
  • 日本側共同議長:佃三菱重工業株式会社相談役
  • EU側共同議長:シュルツ・ロールスロイス民間航空部門社長

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