エネルギー安全保障
G20バリローチェ・エネルギー大臣会合
平成30年6月19日


1 会議概要
- (1)6月14日(木曜日)~15日(金曜日),アルゼンチンのバリローチェにおいて,G20エネルギー大臣会合が開催されました。アルゼンチンのアラングレン(H.E. Mr. Juan Jose ARANGUREN)・エネルギー・鉱業大臣が議長を務め,我が国からは,武藤容治経済産業副大臣及び岡本三成外務大臣政務官が出席しました。岡本政務官は,本会合で採択されたG20エネルギー大臣コミュニケ(以下(2)参照)の合意に向け,建設的に議論に貢献しました。
- (2)今次会合では,世界のエネルギー情勢の変化を踏まえた各国の事情に応じたエネルギー転換をテーマとして,再生可能エネルギー,エネルギー安全保障,エネルギーアクセス等について議論が行われ,同会合の成果文書として,「G20エネルギー大臣コミュニケ(英文)(PDF)
/仮訳(PDF)
」が発出されました。同コミュニケでは,アルゼンチン議長国下で達成した,よりクリーンでフレキシブルかつ透明性の高いシステムに向けたエネルギー転換,エネルギー効率,再生可能エネルギー,エネルギーデータの透明性,エネルギーアクセス及びアフォーダビリティに関する議論の進展が歓迎されるとともに,長期的な温室効果ガス排出削減に向けて,エネルギー転換が極めて重要であることが確認されました。同コミュニケは,本年11月30日~12月1日にブエノスアイレスで開催予定のG20サミットに提出される予定です。
- (3)なお,2019年6月には,我が国がG20議長国として,「持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」を長野県軽井沢町で開催する予定です。
2 岡本外務大臣政務官とタン・シンガポール外務・貿易産業担当上級政務次官との会談

岡本政務官は,今次会合中,本年ASEAN議長国を務めるシンガポールのタン・ウーメン(Dr. TAN Wu Meng)外務・貿易産業担当上級政務次官と会談しました。岡本政務官からは,日ASEAN友好協力45周年の節目を迎える本年,二国間関係の更なる進化に努めたい旨述べるとともに,エネルギー分野においても,二国間及びASEAN,APEC,国際エネルギー機関(IEA)等国際場裡における協力関係を一層深めていきたい旨述べました。これに対し,タン上級政務次官から,来年G20議長国を務める日本との間で,共通の課題や関心事項について,連携して取り組んでいきたい旨述べました。
3 その他

との立ち話

岡本政務官は,今次会合中,アラングレン・アルゼンチン・エネルギー・鉱業大臣(議長),ペリー米エネルギー長官,カー・カナダ天然資源大臣,クラフチェンコ・ロシア・エネルギー省副大臣,リウ中国国家能源局副局長(副大臣級)等と短時間立ち話を行いました。