食料安全保障

令和4年10月24日
(写真)第5回日・FAO年次戦略協議 出席者の記念撮影
  1. 9月12日(現地時間同日)、日本政府と国連食糧農業機関(FAO)は,ローマのFAO本部において、第5回日・FAO年次戦略協議を開催しました。日本を代表して菊地信之外務省経済局資源安全保障室長、FAOを代表してベス・ベクドル事務局次長、マキシモ・トレロ・チーフエコノミストらが出席しました。
  2. 日本とFAOは、現下の世界的な食料危機への対処におけるFAOの役割と日本の貢献などについて意見交換を行いました。FAOからは、日本がロシアによるウクライナ侵略以降、FAOを通じて実施しているウクライナ国内の農業生産回復プロジェクトや穀物輸出促進のための穀物貯蔵能力の拡大支援プロジェクトについて、日本からの支援への感謝が述べられました。
  3. また、日本とFAOは、FAO邦人職員の増加に向け、具体的なアクション・プランを含む共同の取組の実施に向けて継続して検討を進めることを合意しました。
[参考]FAO概要
 1945年に設立された食料・農林水産分野の国連専門機関(事務局本部はローマ)。加盟は194加盟国(我が国は1951年に加盟)、2準加盟国及び欧州連合(EU)。世界経済の発展及び人類の飢餓からの解放を目的とし、農林水産分野の国際的ルールの策定、世界の食料・農林水産物に関する情報収集・伝達・分析・統計資料の作成、国際的な協議の場の提供、開発途上国に対する技術助言・技術協力等を実施。

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