エネルギー安全保障
エネルギー憲章会議第30回会合(結果)
令和元年12月17日



- 12月10日及び11日,ベルギーの首都ブリュッセルにおいて,エネルギー憲章会議第30回会合が開催されました。アルバニアのイリル・ベジャ・エネルギー・インフラ副大臣が議長を務め,アゼルバイジャン,ガンビア,ウガンダの担当閣僚を含む,46の国・機関の高官が出席しました。我が国からは,兒玉和夫欧州連合日本政府代表部特命全権大使が出席しました。
- 今次会合の閣僚セッションにおいては,「再生可能エネルギー,エネルギー多様化及びエネルギー効率への投資の促進」というテーマの下,エネルギー転換やイノベーションの重要性などについて議論が行われました。閣僚セッションでは,兒玉大使が日本政府を代表して,我が国が議長を務めたG20会合の成果を紹介するとともに,エネルギー転換及び地球規模課題の解決のために,ありとあらゆる選択肢を追求することが必要不可欠であり,その実現のためのエネルギー技術及びイノベーションを促進することの重要性を述べました(兒玉大使発言(日本語(PDF)
/英語(PDF)
))。
- また,実務セッションにおいて,エネルギー憲章条約(ECT)の規定に基づくレビューの結論文書が採択されるとともに,ECTの近代化(注)に係る交渉の開始が決定されました。
(注)ECT近代化
エネルギー分野における投資の保護・自由化等について規定するECTは既に発効から20年以上が経過しており,この間に大きく変貌した世界のエネルギー情勢に適切に対応するため,改正等が必要な条項について検討する動き。