エネルギー安全保障

G20サブサハラ・アフリカ会合及びG20エネルギー大臣会合

平成27年10月14日

 10月1日(木曜日)~2日(金曜日),トルコ・イスタンブールにおいて,G20として初となる,「G20エネルギー大臣会合」(2日)及び同会合の機会に合わせ,「G20サブサハラ・アフリカにおけるエネルギー・アクセス会合」(1日)が開催されたところ,概要以下のとおり。我が国から,前者には高木陽介経済産業副大臣,後者には薗浦健太郎外務大臣政務官がそれぞれ出席した。

1 G20サブサハラ・アフリカにおけるエネルギー・アクセス会合(10月1日(木曜日))

(1)概要

 本会合は,翌2日(金曜日)に開催されるG20エネルギー大臣会合の関連会合として,サブサハラ・アフリカにおけるエネルギー・アクセスの向上に係る課題等を議論するために開催された閣僚級の会合であり,本会合の議論の成果は,G20エネルギー大臣会合に報告された。

(2)ビジネスセッション(午前)

 ビジネスセッションにおいては,世界銀行,アフリカ開発銀行等の国際機関やG20及びサブサハラ・アフリカ諸国のエネルギー関連企業等が参画し,サブサハラ・アフリカにおけるエネルギー投資機会,同地域における改革事業について,議論が行われた。

(3)閣僚級セッション(午後)

  • ア アラボユン・トルコ・エネルギー天然資源大臣(議長)からの開会・歓迎挨拶の後,ビジネスセッションの概要報告等とともに,翌日のG20エネルギー大臣会合で採択される予定の『G20エネルギー・アクセス行動計画』(案)の概要が発表された。
  • イ 本閣僚級セッションにおいては,G20やサブサハラ・アフリカ諸国の関係閣僚などが出席し,電力事業における課題と機会(政府と国際社会の役割)や,政策・規制環境(G20の経験とサブサハラ・アフリカの期待)について,議論が行われた。各国からは,『G20エネルギー・アクセス行動計画』(案)への支持・歓迎が示されるとともに,各国のサブサハラ・アフリカにおける取組・貢献の紹介や,今後の協力・支援の方向性についての見解などが表明された。
  • ウ 我が国を代表して出席した,薗浦外務大臣政務官からは,「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」など,国際社会における本課題の重要性の高まりに触れつつ,我が国のサブサハラ・アフリカ諸国のエネルギー・アクセス向上における協力実績を紹介するとともに,引き続き,本分野での貢献を継続する旨を述べた。(薗浦外務大臣政務官のスピーチ:英語(本文)(PDF)別ウィンドウで開く日本語(仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く

2 G20エネルギー大臣会合(10月2日(金曜日))

(1)概要

 「包摂性のあるエネルギー協力とG20エネルギー原則の実行」を主要テーマとして,(1)エネルギー・アクセス,(2)エネルギー投資,(3)再生可能エネルギー,(4)省エネルギーについて議論。本会合の成果として,『G20エネルギー大臣コミュニケ:英語(本文)(PDF)別ウィンドウで開く日本語(仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く』,『G20エネルギー・アクセス行動計画:英語(本文)(PDF)別ウィンドウで開く日本語(骨子)(PDF)別ウィンドウで開く』,『G20再生可能エネルギー普及に係る自主的選択肢ツールキット:英語(本文)(PDF)別ウィンドウで開く日本語(骨子)(PDF)別ウィンドウで開く』の3点の文書が採択された。

(2)G20エネルギー大臣コミュニケ(ポイント)

 特に,我が国の主張との関係では,以下のポイントがコミュニケに反映された。

  • ア 高効率石炭火力の有用性の発信
    昨年のG20サミットで合意した『G20省エネルギー行動計画』の6項目のうち,我が国は「発電」と「エネルギー管理」を主導。本会合で歓迎された文書の中で,特に「発電」においては,クリーンコールワークショップやメンバー国の石炭火力へのサイトビジットなど,我が国の取組が評価された。高木副大臣からは,主要石炭国と連携して高効率石炭火力の有用性を世界に対して強調した。
  • イ 将来の安定供給に向けた上流投資の継続
    主要産油・ガス国を含むG20において,現下の油価下落の局面においても,将来の安定供給に向けた上流投資の継続が必要であるとの認識で一致した。
  • ウ エネルギー源の多様化の重要性とエネルギー市場の機能向上
    持続可能なエネルギー安全保障を確保するため,エネルギー源の多様化の重要性が再確認された。高木副大臣から,今後重要な役割を果たしていくLNGについて,柔軟で流動性の高い競争的な市場の重要性を強調した。これを受け,ガス市場を含むエネルギー市場の機能向上に取り組むことで一致した。

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