エネルギー安全保障
在京外交団を対象とした水素スタディーツアー
(川崎市等における水素エネルギー関連施設の視察)(結果)
3月19日(火曜日),外務省は,資源エネルギー庁,環境省,及び川崎市の協力により,在京外交団を対象とした川崎市及び横浜市における水素エネルギー関連施設の視察(水素スタディーツアー)を実施しました。
今回のスタディーツアーは,「水素基本戦略」に基づく我が国の取組を在京外交団に紹介し,我が国の水素技術及び関連施策を世界に発信することを目的として実施されたもので,合計12か国(13名)の大使館から参加がありました。
川崎市・横浜市の臨海地域には,水素・燃料電池技術に関連した施設が多数集積しており,今回のスタディーツアーでは,三菱化工機(株)の水素ステーション,千代田化工建設(株)の「SPERA水素」デモプラント及び東芝エネルギーシステムズ(株)の自立型水素エネルギー供給システムを視察しました。
また,水素エネルギーを利用している川崎キングスカイフロント東急REIホテルにおいて,水素の利活用拡大のための政策や技術に関するセミナーが開催されました。
参加外交団からは,最先端の水素エネルギー関連技術に高い関心が示され,視察先では活発な質疑応答が行われました。また,今回のスタディーツアーを通じて我が国の水素エネルギー政策や民間企業の水素エネルギープロジェクトについて包括的に学ぶことができたとの感想が寄せられました。
[参考1]「水素基本戦略(経済産業省ホームページ)」
2050年を視野に将来目指すべきビジョンであるとともに,水素社会実現に向けた2030年までの行動計画。2017年12月26日,第2回再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議において決定された。
[参考2]参加外交団【12か国13名】
アルゼンチン,イタリア,インド,インドネシア,オランダ,カナダ,韓国,中国,ドイツ,ニュージーランド,ポーランド,南アフリカ