食料安全保障
国連食糧農業機関(FAO)で活躍する日本人職員と語るキャリア・セミナー(結果)
平成30年11月2日



- 10月31日(水曜日),京都大学において,白石晃將・国連食糧農業機関(FAO)農業・消費者保護局食品安全室ジュニア専門官を迎え,FAOで活躍する日本人職員と語るキャリア・セミナーを開催しました。このセミナーには,FAOでの勤務に関心を持つ学生,研究者,社会人等約50人が参加しました。
- FAOは,食料・農林水産分野における国連専門機関の筆頭として,持続可能な開発目標(SDGs)の中核をなす世界の飢餓と栄養不良の撲滅に向けて活動しており,そこでは現在約50名の日本人が職員正規職員として活躍しています。このセミナーは,FAOにおける勤務機会について広く紹介することを目的として,外務省,FAO駐日連絡事務所及び京都大学との共催により,初めて関西地方で実施したものです。
- はじめに京都大学の先生方から,これまでの京都大学とFAOの交流について講演がありました。
- 次に,白石氏から,農業・消費者保護局食品安全室の仕事,国際機関で働くことの魅力,どのように自身の専門性を活かし国連機関での正規職員ポストを獲得したのかにつき紹介があり,国際機関でのキャリアを目指す学生や研究者に向けた激励がありました。
- 続いて,チャールズ・ボリコFAO駐日連絡事務所長から,FAOの採用制度と,応募に当たって必要な資格や注意点,インターン・ボランティア・フェロー制度等の様々な勤務機会について説明がありました。最後に,本田誠外務省国際機関人事センター長から,JPO派遣制度の説明を行いました。
- その後,登壇者と参加者の間で,国際機関での勤務に必要とされる専門性や職務経験等について,活発な質疑応答が行われました。
【参考】外務省国際機関人事センター