G20(金融・世界経済に関する首脳会合)
G20外相会合(セッション3「サプライチェーン」)
令和8年10月31日
茂木敏充外務大臣は、米国・アトランタにおいて、現地時間10月31日午前10時05分(日本時間同日午後11時05分)から約1時間40分行われたG20外相会合のセッション3「サプライチェーン」に出席しました。
- 本セッションでは、重要鉱物、食料、肥料等の重要物資のサプライチェーンの強靱化などに関する議論が行われました。
- 茂木大臣からは、概要以下を述べました。
- 重要鉱物、食料、肥料のサプライチェーンは世界経済の発展に不可欠であり、世界のサプライチェーンの上流から下流までを構成するG20が協調することが必要である。
- そのような中、恣意的な輸出規制が、多くの産業のサプライチェーンの核となる重要鉱物の安定供給を脅かしている。加えて、不透明で過剰な補助金などの非市場的政策・慣行に起因する過剰生産能力は、他国の産業の健全な発展を阻害し、グローバルなサプライチェーンを脆弱化させている。こうした課題に対処していく上では、次の3点が重要である。
- 第一に、ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の強化は、強靱で信頼性のあるサプライチェーンの根幹を成す。経済的依存関係の「武器化」に、我々は立ち向かわなければならない。その一環として日本は、WTO補助金協定のアップデートを含む改革提案を行った。WTOでの議論を含め、日本として、ルールの強化とその履行を追求し続けていく。
- 第二に、重要鉱物について、供給源の多角化と需要側の行動変化を通じた各国の自律性・強靱性の向上が必要である。サプライチェーンの上流のみならず、精錬・加工など中流での協力も重要である。こうした観点から、日本は、「RISEパートナーシップ」を通じて、ザンビアやマラウイなどで、クリーンエネルギー製品に必要な重要鉱物サプライチェーンの多様化を支援してきた。重要鉱物産出国が採掘・精錬・加工でより大きな役割を果たせるよう、支援していく。
- 第三に、紛争やエネルギー価格の高騰は、食料サプライチェーンも脅かしている。日本は、農業分野の人材育成や環境整備など、きめ細かな支援を行ってきた。例えば、スーダンでは、農家の研修や灌漑施設改修を通じて、現地の人々の生産能力向上を支えている。
- 今回の会合での議論も踏まえ、12月のG20マイアミ・サミットの成功に向けて、引き続き、日本として最大限の貢献をしていきたい。
