世界経済フォーラム(ダボス会議)
菅総理の「ダボス・アジェンダ」への出席
令和3年1月29日
1月29日、午後7時から約50分間、菅義偉内閣総理大臣は、ダボス・アジェンダ(オンライン形式)に出席したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、シュワブ世界経済フォーラム(WEF)会長(Professor Klaus Schwab, Founder and Executive Chairman of the World Economic Forum)から、昨年10月のテレビ会議に続く菅総理大臣の出席を歓迎した上で、日本とWEFとの強固な協力関係を紹介するとともに、世界が感染症から回復し良い未来を構築するためには国際協調が不可欠であり、日本の積極的な役割を期待する旨述べました。
- 続いて、菅総理大臣から、新型コロナウイルス対応、新たな成長の原動力としての2050年カーボンニュートラルの実現を含むグリーン社会の実現や研究開発の拡充や国際ルールづくりといったデジタル改革、イノベーションの創出といった政府の優先課題を紹介するとともに、自由で公正な経済圏の拡大や多角的自由貿易体制の強化に向けた日本の貢献について発言しました。東京オリンピック・パラリンピック競技大会については、菅総理大臣から、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として、また「世界の団結」の象徴として実現する決意を改めて表明しました。[総理発言](PDF)
- 同対話の前半は一般公開され、後半はWEF会員企業の代表者が参加する形で開催されました。参加者からは、日本の経済・外交政策に関する高い関心が示され、菅総理大臣との間で活発な意見交換が行われました。
[参考]ダボス・アジェンダ
世界経済フォーラム(WEF)が、1月25日から29日にかけ、「信頼回復に向かう重要な年」をテーマとし、オンライン形式で主催する各種会合の総称。