APEC(アジア太平洋経済協力、Asia Pacific Economic Cooperation)
2018年パプアニューギニアAPEC首脳会議(結果概要)
平成30年11月18日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
1 主な日程
11月 | 17日 | 午後 | APEC首脳とABAC(APECビジネス諮問委員会)との対話 |
APEC首脳と太平洋島嶼国首脳との非公式対話 | |||
18日 | 午前 | リトリート「デジタル化された未来を通じた包摂的成長のための連携」 | |
午後 | ワーキングランチ「デジタル時代における包摂的成長の促進」 |
2 リトリート(議題:デジタル化された未来を通じた包摂的成長のための連携
(1) デジタル経済に向けたAPECのロードマップ,地域経済統合,FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏),ボゴール目標の進展,2020年以降のAPECのビジョン,グローバルバリューチェーンへの中小企業の参画を確立するための方法等について議論が行われた。
(2) 安倍総理の主な発言
- 日本は,人口減少下の中でも,潜在成長率を高めていくと同時に,人口減少の問題それ自体にも手を打っていく。
- 国際的なルールに則り,貿易・投資の自由化と連結性の強化によって繁栄するアジア太平洋地域は,自由で開かれたインド太平洋(PDF)
の核。
- 来年日本はG20議長国であり,APECとG20に属する日本は,アジア太平洋地域が発展し,世界の成長センターであり続けるよう,主導的な役割を果たしていく。
- 日本は自由貿易の旗手として,多国間,地域,二国間,あらゆる場で,自由で公正なルールの進化,また,多角的貿易システムの要であるWTO改革にもしっかりと取り組んでいく。
- 年内に発効するTPP11
は,21世紀型の貿易・投資ルールの基礎となり得る。TPP11やRCEPは,FTAAP実現の道を拓くもの。
- インフラ投資については,投資国,受入国双方がウィン・ウィンとなるよう,開放性,透明性,経済性,対象国の財政健全性といった国際スタンダードを確保していくことが必要。
3 ABACとの対話
4 今後の予定
来年(2019年)はチリがAPECをホストする予定。