軍縮・不拡散・原子力の平和的利用
第14回アジア太平洋保障措置ネットワーク(APSN)年次会合の開催
令和5年11月8日

- 11月2日~3日、第14回アジア太平洋保障措置ネットワーク(APSN:Asia Pacific Safeguards Network)年次会合が開催され、我が国から、外務省、原子力規制庁及び日本原子力研究開発機構(JAEA)核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)関係者が出席しました(同会合に合わせて10月31日~11月1日に開催された国際原子力機関(IAEA)・APSN合同トレーニングにもこれら関係者が出席)。
- 同会合には、タイ(APSN議長)を始めとするASEAN諸国、豪州、カナダ、パプアニューギニア、韓国、米国、モンゴル、スリランカ、IAEAの保障措置関係者が参加しました。
- 同会合では、国内保障措置の取組や様々な課題について各国から紹介されるとともに、我が国からも、国際的な不拡散体制強化に向けた取組や国内保障措置の実施状況につき説明しました(和文(PDF)
/英文(PDF)
)。また、今年から2年間運営委員会議長を務める我が国から、運営委員会での議論内容を報告しました。さらに、我が国がファシリテータを務めた能力構築に関するセッションでは、JAEA/ISCNから、オンライン実施のものを含む各国向け能力構築トレーニング等のISCNの取組及びAPSN加盟国に対して行ったニーズ調査の結果と評価について紹介するとともに、原子力規制庁から、原子力規制庁保障措置室における能力構築にかかる経験について紹介しました。
- APSNメンバー各国は、今後も引き続き知見や経験を共有し、緊密に連携していくことの重要性を再確認しました。
- 【参考】
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- APSNは、アジア太平洋域内の諸国から、IAEAの保障措置に関わる実務責任者及び担当者らが一堂に会し、各国の知見の共有や率直な意見交換を行う場として2009年に設立されました。