科学技術
パヴェル・カバト国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム推進機構(HFSPO)事務局長と、松本外務大臣科学技術顧問及び小谷外務大臣次席科学技術顧問との意見交換
令和4年5月24日


5月19日、松本外務大臣科学技術顧問及び小谷外務大臣次席科学技術顧問は、訪日したパヴェル・カバト(Prof. Pavel Kabat)国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム推進機構(International Human Frontier Science Program Organization: HFSPO)事務局長と意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- カバト事務局長は、1987年のG7首脳会合における中曽根元総理のイニシアティブにより発足したHFSPが、30年以上継続していることを言及した上で、日本からのこれまでの継続的な支援が世界の科学コミュニティやHFSP加盟国から高く評価されている旨述べました。
- また、HFSPフェローシップ受賞者は日本の科学者が累計で最多である点などを強調した上で、HFSPのプレゼンス向上のため、今後も科学技術外交の推進において日本と連携していきたい旨述べました。
- 松本顧問及び小谷次席顧問は日本の博士課程にいる学生や若手研究者の海外進出や頭脳循環の現状を説明するとともに、双方は、日本受賞者の更なる増加に向けて意見交換しました。
- (参考)
- HFSPO:1987年のG7ヴェネチアサミットで中曽根総理(当時)が提唱して創設された国際共同研究助成機関(本部:ストラスブール)。生体のもつ複雑なメカニズムの解明のための基礎研究を国際的、学際的、若手重視の理念の下に推進。