科学技術

令和5年8月29日

 外務省は、積極的な科学技術外交を推進していく上で必要となる在外公館の体制・機能強化を図ることを目的として、海外在住の邦人研究者を在外公館科学技術フェローとして採用・設置しました。
 科学技術フェローには、主に現地の最新の科学技術動向に係る情報収集、日本と現地の研究者や研究機関などの科学技術コミュニティとを繋げる窓口機能、日本の科学技術力の発信等への側面支援の業務を担うことが期待されています。
 なお、この取組は、令和4年6月に松本洋一郎外務大臣科学技術顧問を座長とする科学技術外交推進会議から林外務大臣に提出された「科学技術力の基盤強化」に係る提言を踏まえたものです。

 令和5年度現在、在外公館科学技術フェローは次の6公館に設置されています。
 インド大使館、イスラエル大使館、スウェーデン大使館、英国大使館、EU代表部、サンフランシスコ総領事館

(参考)「科学技術力の基盤強化」に係る提言の概要

 科学技術外交を推進するに当たって重要な我が国の科学技術力の基盤を強化するべく、「人への投資」、すなわち人材の育成・活用を主眼・目的においた環境整備、制度設計、予算措置等の取組を進めること、また高度人材が産学官セクター間、国内外で循環しネットワーク化して活躍することが、我が国の科学技術力、そして科学技術外交の強化につながることから、そのために必要な国内政策・外交政策の戦略的・統一的推進(主要在外公館に科学技術フェロー(仮称)を設置すること等を含む)を提言している。


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