ODAと地球規模の課題

共同プレスリリース(仮訳)

平成26年4月22日

 2014年4月15日,日本側は桂誠科学技術協力担当大使,EU側はマリア・クリスティーナ・ルッソ欧州委員会研究・イノベーション総局国際協力局長を共同議長とする日EU科学技術協力に関する事務レベル会合が,複数の日本側関係府省の参加を得て開催されました。

 本会合は2013年11月19日に実施された日EU定期首脳協議において,「次回定期首脳会議までに今後の道筋を探る」とした日EU首脳からの指示を受けて開催されたものです。この機会に,日EU双方の参加者は,EUのFP7(第7次研究枠組み計画)の下で実施された協力活動の成果を再確認し,日EUの研究開発の最前線の視点から,EUの新たな計画であるHorizon2020及び日本の新たな「科学技術イノベーション総合戦略」に関連して,今後の研究協力を強化するためのより効果的かつ効率的なメカニズムを探るための意見交換を行いました。本会合により,日EU双方は,科学技術イノベーション分野における日EU協力の戦略的な重要性について改めて確認しました。日EUのパートナーシップは着実に進展しており,その潜在力を解き放ち,研究・イノベーション分野におけるパートナーとして更なる協力を促進するために前進していることで日EU双方の認識が一致しました。

 これらの有意義な議論に基づき,日EU双方は、要請されたとおり,次回ブリュッセルにおいて開催予定の日EU定期首脳協議における報告を行うとともに,今後の具体的な道筋を特定するために対話を続けていくことで一致しました。


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