通常兵器の軍縮及び過剰な蓄積禁止に関する我が国の取組

令和5年9月21日
(写真)クラスター弾に関する条約(CCM)の第10回締約国会議に参加している小笠原一郎軍縮会議代表部大使
  1. 8月30日から9月2日、ジュネーブ(スイス)において、我が国も締結しているクラスター弾に関する条約(CCM)の第10回締約国会議が開催されました。
  2. 今回の会議においては、昨年9月に開催された第2回検討会議から現在までの間に、条約の普遍化、貯蔵弾の廃棄及び除去、リスク低減教育、被害者支援、国際協力等の諸分野でみられた進展及び条約履行期限延長等の課題について、参加国の間で検討が行われました。また、第2回検討会議(2020年及び2021年開催)において採択されたローザンヌ行動計画の実施状況について確認が行われました。
  3. 我が国は、小笠原一郎軍縮会議代表部大使を団長として会議に出席し、議論に参加しました。小笠原大使は一般討論ステートメントにおいて、クラスター弾や不発弾による一般市民への被害が世界各地で発生し続けていることへの深い憂慮を示し、この条約の普遍化及び履行促進の重要性を指摘して、締約国に対し、クラスター弾による惨禍のない世界に向けた決意を一層新たにするよう呼びかけました。また、不発弾除去や被害者支援、リスク低減教育等における日本の取組を紹介しつつ、引き続き他の締約国と協力して条約の履行促進に向けた取組を進めていくとのコミットメントを示しました。
  4. 会議では、2023年9月に第11回締約国会議が開催されイラクが議長国を務めることが確認されました。また、2024年の第12回締約国会議の議長国にはメキシコが選出されました。

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