軍縮・不拡散・原子力の平和的利用
高校生平和大使(ユース非核特使)一行による深澤外務大臣政務官表敬
令和5年12月18日


12月18日、深澤陽一外務大臣政務官は、今年8月にユース非核特使としてスイス・ジュネーブの国連欧州本部等を訪問した高校生平和大使11名とその他メンバー19名の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、深澤政務官から、被爆者の高齢化が進む中、若い世代が世代や国境を越えて被爆の実相を語り継いでいくことは極めて意義深く、外務省としても、ユース非核特使の名称を付与するなど活動を支援してきているところ、核兵器のない世界の実現に向けて、これからも力添えをお願いしたい旨述べました。
- 続いて高校生平和大使メンバーの代表者2名から、国連欧州本部において核兵器廃絶に向けた62万筆以上の署名を国連軍縮部に提出したほか、軍縮会議日本政府代表部における各国外交団との意見交換会では多様な立場の意見を聞き各自の理解を更に深める機会を得られ感謝しているなど、ユース非核特使としての活動を報告しました。
- 最後に、深澤政務官から、今回の訪問や署名活動などの経験を活かし、核軍縮を含む国際課題に目を向け、世界で大いに活躍してほしい旨述べました。
(参考1)高校生平和大使
1998年のインド・パキスタンの核実験を契機に開始。2001年から毎年、核廃絶を求めて高校生が集めた署名を国連欧州本部(於:ジュネーブ)に届ける取組(高校生1万人署名活動)を続けている。本年は第26代高校生平和大使22名及び第25代高校生平和大使1名の計23名が、8月20日から23日の間、スイスのジュネーブ等を訪問(外務省からはユース非核特使としての委嘱を行っている。)。
(参考2)ユース非核特使
被爆者の高齢化が進む中で、被爆の実相の次世代への継承と活動の後押しを行うことを目指し、軍縮・不拡散分野で活発に活動する若い世代の人々に対して外務省として「ユース非核特使」の名称を付与するもの。2013年4月9日にオランダのハーグで開催された軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)第6回外相会合において,岸田文雄外務大臣(当時)が「ユース非核特使」制度の立ち上げを発表し、これまでに48件697名に委嘱。