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空母キティホークの後継艦に関する米国政府の決定について

平成17年11月

  1. 10月28日、米海軍は、2008年に空母キティホークが退役し、原子力空母(:具体的な艦は未決定)と交替することを発表した。

    →キティホークは1961年就役の最古の現役空母。98年より前方展開。2隻の通常型空母のうちの1隻(注:米海軍は保有する空母を全て原子力空母とする方針)。

    →2008年の空母交替によっても艦載機の構成は不変。

    →原子力空母は、通常型と比較し、戦闘・作戦能力に優れ、稼働率が高い。

  2. 政府としては、空母キティホークの退役後も我が国周辺に米海軍の強固なプレゼンスが維持されることは、我が国の安全及び極東における国際の平和と安全の維持に寄与するものと考える。この目的のために米第七艦隊が果たしている役割を評価する。
  3. 米側は原子力軍艦の安全性に関する一連のコミットメントを明確に再確認した。政府としても一貫して米原子力軍艦の安全性は確保されていると確信している。

    →1960年代以降、これまで延べ1200隻以上の米原子力軍艦(潜水艦、空母等)が我が国に寄港(平成16年度は年間で延べ190日)。その都度、日米両国政府が実施してきたモニタリングで異常値が検出されたことは一度もない。

    →米政府は空母交替後も従来よりの安全性に関する保証を堅持することを確約。引き続き日本で原子炉の修理や燃料交換は行われず、空母の停泊中は通常原子炉を停止。

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