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(参考)米側プレス・リリースの概要

2005年10月28日

  1. 米海軍は、本日、9隻のニミッツ級空母のうち1隻が西太平洋への前方展開空母として空母キティ・ホークと交替し、2008年に日本の横須賀に到着する旨発表した。
  2. 空母キティ・ホークは就役期間の終了を迎え、2008年に合衆国へ帰還し退役する。
  3. 合衆国政府は、アジア太平洋地域における平和、安全及び安定に対する日本の貢献、また、前方展開する米軍を受け入れることについての日本政府による長期に亘るコミットメント及び厚遇を評価する。こうした部隊は、自衛隊と共に、共通の戦略目標を追求する同盟関係の中核となる能力を構成している。
  4. 更に、ニミッツ級空母の前方展開は、太平洋艦隊が日米安全保障条約上の日本防衛及び極東における国際の平和及び安全の維持という合衆国政府のコミットメントを太平洋艦隊が遂行するための能力を確保するものである。
  5. 西太平洋地域の安全保障環境の下、米海軍が、ニミッツ級空母を含む最も能力の高い艦船を、確立された前方展開のポジションから前方に駐留させることが益々要求されている。かかる態勢は、海軍及び統合部隊の最も迅速な反応を可能とし、最も能力の高い艦船が最大限の攻撃力と作戦能力を最もタイムリーな形で発揮することを可能とする。
  6. 今回の交替は、艦載機の変更を伴なわず、その構成にも変更はない。第5航空団が引き続き前方展開の任を担う。
  7. 今回の交替は、前方展開している旧型艦船を通常の手続きとしてより新しい又はより能力の優れた艦船と交替させる米海軍の長期に亘る取組の一環であり、また、西太平洋地域における予見不可能な安全保障環境を踏まえ、前方展開している全ての部隊の在り方を検討する継続した取組の一環である。
  8. 米海軍は、これまでの日本の地元との友好的な関係を重視しており、引き続き、地元の隣人と強力かつ良好な関係を継続させていく。
  9. 1964年以来、米海軍原子力艦船は日本の港に1200回以上寄港している。当初から、合衆国政府は、日本政府に対し、米原子力軍艦による日本の港の使用の安全性に関する強力なコミットメントを提供すると共に、合衆国の港における運行に関連してとられる安全上の全ての予防措置及び手続きが海外の港においても厳格に遵守されることを確約してきた。これらのコミットメントは、引き続き堅持される。
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