中南米
第23回イベロアメリカ・サミット概要
平成25年10月19日
1.概要
2013年10月18日~19日,パナマ共和国パナマ・シティにおいて第23回イベロアメリカ・サミットが開催され,マルティネリ・パナマ大統領主催の下,前議長国であるスペインからラホイ首相,次期議長国となるメキシコよりペニャ・ニエト大統領をはじめ,サミット加盟国全22か国の首脳・首脳代理が出席した。日本は,今回のサミットにおいてオブザーバー参加が承認され,我が国代表として高野外務省参与が出席した。
2.主な議論
(1)「新たな国際情勢下におけるイベロアメリカ・コミュニティーの政治・経済・社会・文化的役割」というテーマに基づき,今回のサミットにおいてはイベロアメリカ・サミットという枠組みの刷新・現代化が主要議題となり,その一環として,2014年の次期第24回サミット(於:メキシコ)以降はサミットを隔年開催とすること,サミットの重点活動分野を知識,文化,社会統合,経済及びイノベーションとすること等が決定された。
(2)次回の第24回イベロアメリカ・サミットは,2014年にメキシコ・ベラクルスで開催されることとなった。
3.その他
(1)イグレシアス・イベロアメリカ事務局長とオブザーバー国の対話セッションが開催され,我が国代表の高野外務省参与から,歴史的に深いつながりに加え,民主主義,人権等日本が重視する基本的価値を共有し,貿易・投資関係も順調に伸びつつあるイベロアメリカ諸国との関係を一層強化すべく,今後はオブザーバー国として同コミュニティーとの対話を深化させていきたい旨発言した。
(2)2003年より事務局長を務めてきたイグレシアス事務局長が今年を最後に引退することとなった。