中南米

平成24年6月5日
1.概要

2012年6月3日~5日,ボリビア多民族国コチャバンバ県において第42回米州機構(OAS)総会が開催された。開会式では,インスルサOAS事務総長及びボリビア多民族国のモラレス大統領が基調演説を行い,総会にはOAS加盟国34か国の外相等が出席した。常任オブザーバー国である日本からは,渡邉在ボリビア大使らが出席した。
 
2.今次総会の主な議論

(1)今次会合は,「主権ある食糧安全保障」を基調テーマとし,各国は自国の取り組みを紹介するとともに,米州人民の十分な食糧供給と栄養摂取等の実現に向けた諸取組の推進を謳った「コチャバンバ宣言」を採択した。

(2)また今次会合においては,米州人権システムの強化,ボリビアの「海への出口」問題やフォークランド(マルビナス)諸島問題等に関する議論が行われた。
 
3.その他

(1)インスルサ事務総長とOAS常任オブザーバー国の対話セッションが開催され,我が国代表より,食料安全保障分野における中南米地域との協力等に関するスピーチを行った。

(2)第43回OAS総会は,2013年にグアテマラ共和国アンティグア市で開催される。

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