外務省を知るためのイベント

平成25年9月2日
私立目白研心高等学校の皆さん(記者会見室で)
 平成25年(2013年)9月2日(月曜日),外務省に 東京都(新宿区)私立目白研心高等学校の皆さん(高校1年生3名,高校2年生1名,引率教員2名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

(1)「陸奥宗光像」見学
 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

(2)「顕彰の像」「中庭」見学
 明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。

(3)「記者会見室」見学
 記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。

(4)「国際会議室」見学
 国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。

 (ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
 (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
  質問一例 :

  • 高校生時代にどのようなことに興味を持っていたか
  • 外交官になるためにはどのような勉強が必要か
  • どのような国で勤務したか
  • 何カ国語を話せるか
  • どのような人が外交官に向いているのか

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
 (ア)省内全般

  • ただ会議室がたくさんあるだけのように思っていたが,記者会見室や女性のための休憩所がありすごいと思った。

 (イ)中庭(日本庭園)

  • よく手入れされていて,とても心が和むと思った。

 (ウ)記者会見室

  • 会見台の高さがボタン一つで変えられること。男女の身長差など,話し手の身長を考慮した造りになっているのだろうと感じた。

 (エ)省員の話・様子

  • 外交についての話。とても分かりやすかった。
  • 外務省で勤めるための条件についての話。とてもためになった。

(2)感想・意見など

  • 今までは外務省が何をしているところかも分からず,自分には遠い存在だったが省員の話を聞いて少し身近に感じた。
  • 外務省は今までニュースで見たことがあったくらいで,あまり仕事内容や建物の中を知る機会がなかったので,今回のことでもっと外務省について詳しく知りたいと思った。
  • 実際に見学をして,日本の外交がここを中心として行われていることに感動した。
  • 高校生の時に外交官等にあこがれていた時期があった。今は教員となったが,当時憧れていた気持ちを思い出しながら本日は見学をした。言語も文化も政治も経済も全てが国境を越えている今,外務省で働いている省員の仕事内容を聞くことができ,とても勉強になった。
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