外務省を知るためのイベント

群馬県立前橋高等学校の皆さん

平成25年12月5日
前橋高等学校の皆さん<br>(記者会見室)

 平成25年(2013年)12月5日(木曜日),外務省に 群馬県立前橋高等学校の皆さん(2年生36名,引率教員2名)をお迎えしました。。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

(1)「陸奥宗光像」見学
 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

(2)「記者会見室」見学
 記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。

(3)「国際会議室」見学
 国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。

(ア)外務省員(前橋市出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。

(イ)生徒さんから次のような質問がありました。

 質問一例 :
  • 外務省に入ったときに「こういう仕事がしたい」と希望は出したのか?
  • 会議をする前に,事務方の外交官同士である程度物事を決めてしまうことはあるのか??

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと

(ア)省内全般

  • 新聞社などの記者達が省内(霞クラブ)にいること。
  • 省員がペラペラの英語で外人と話していた。

(イ)記者会見室

  • 夜の2時や3時でも記者会見をすることがあること。
  • 会見台の高さが調節可能なこと。
  • ほぼ毎日定例記者会見を開いていること。
  • 実際に中へ入れると思わなかったし,色々と工夫がされていた。

(ウ)省員の話・様子

  • 同時通訳ブースでの説明。会議の中で同時通訳は大切な役割を果たしているが とても集中力を使うので,継続してできる時間が20分程度だということ。
  • イスにマイクが設置されていた。

(エ)省員の話・様子

  • 日本のために外国との関係を築くという努力をしていること。
  • 「三保松原」を含む「富士山」の世界遺産登録の裏側に,外交官達の努力があったこと。
  • 外交官という一つの名称でくくっているが,仕事は多様なこと。「外務省の仕事ではない」と思っていた仕事まで行っていたこと。
  • 表向きの仕事だけではなく,裏方の仕事も数多くこなしていること。
  • 海外で長く生活ができること。
  • 外交官は一つの国に集中的に行くわけではなく,色々な国に派遣されること。
  • 政府の要人ともかかわりが持てること。
  • 具体的な仕事内容の説明。明確なイメージが持てるようになった。
  • 大使館や総領事館の違いなどについて。

(2)感想・意見など

  • もともと外務省についてはあまり知らなかったので,今回の訪問を機会に国際関係のニュースや記者会見を見てみたいと思う。
  • 日本が世界の中でどのような活動をしているのかについて,これからもっと知ろうとする意欲が湧いてきた。
  • 日本の安全を守ったり他国の支援をするなどの仕事をしている外交官が,とても格好良いと思った。外国のことばかり憧れていたけれど,他国と日本の関係にも興味を持った。とても良い時間になった。
  • 日本のため,世界のために常に努力していて,今の日本があるのは外務省のおかげだと感じた。世界情勢に変化があったとき,外務省の役割について考えられたらと思う。
  • 外務省は事務的なことばかりしていると思いきや,日本外交の先頭に立ち責任重大であることが分かった。また,外務省は自分が思っていた以上に海外とかかわっていて,世界に興味を持つ良いきっかけになった。
  • 仕事がとても楽しそうだった。話がとても分かりやすく面白かった。
  • 最初に思っていた堅苦しく忙しそうな雰囲気とは違い,働いている人達の雰囲気はとても良かった。
  • 政府機関のため機密事項が多いと思ったが,意外と透明度が高かった。
  • 貴重な体験だった。また一つ夢がふくらんだ。
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