外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
私立大妻嵐山中学校・高等学校の皆さん
平成25年11月20日

平成25年(2013年)11月20日(水曜日),外務省に 埼玉県 私立大妻嵐山中学校・高等学校の皆さん(高校2年生6名,中学3年生3名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- どうやって外交官になったのか?大学は何学部出身か?
- 英語力はどうやって身につけたのか?外務省員は全員英語がうまく話せないといけないのか?
- いくつ部署があるのか?
- 国内勤務か海外勤務は自分で選べるのか?
- 日本と外国で一番違うと思うことは?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 内装などがとてもキレイで,省員がとてもやさしかった。
- 「税金をムダ使いしていない」という良い意味で,建物の中は意外に質素だと思った。
(イ)記者会見室
- 会見台の高さが話し手にあわせて上下すること。
(ウ)省員の話・様子
- 外交官は日本の国益を一番に考え仕事をすること。国民の平和を守るために働いていること。
- たくさんの価値観や考え方をすることで,自分を高めていくことができるという話。
- 女性に働きやすい環境が整っていること。
- 同時通訳の大変さ。集中力がいるので,2人1組で交代でやること。
- 技術職(技官)の人も働いていること。
(2)感想・意見など
- 今回の見学で外務省について深く学ぶことができ,外交官の仕事に興味を持った。将来立派な外交官になれるように努力していきたい。
- 外務省についての話以外にも,たくさん素晴らしい話を聞くことができて良かった。
- 将来は外務省で働きたいと思っているが,今日の見学で色々と話しを聞けて参考になった。
- 省員の話を聞いて,自国のため,国益のために尽力しているのを感じた。今日の見学では貴重な体験ができて,とても良い経験になった。
- 今日一日で視野が広がった。本をたくさん読んで,人とのコミュニケーションを大切にして,たくさんをことを学んで行きたいと思った。
- ここで働いている人は,自信を持っているし,自分を持っていると思った。そういった姿はとても素敵だと思った。
- 外務省で働きたいと思った。難しいけれど,日本の平和を守る,やりがいのある仕事だと思った。