外務省を知るためのイベント

平成25年7月29日
県立南砺福野高等学校の皆さん(記者会見室で)
 平成25年(2013年)7月29日(月曜日),外務省に 富山県(南砺市)県立南砺福野高等学校の皆さん(2年生20名,引率教員1名)をお招きしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

(1)「陸奥宗光像」見学
 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

(2)「記者会見室」見学
 記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。

(3)「国際会議室」見学
 国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。

 (ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。

 (イ)生徒さんから次のような質問がありました。

質問一例:

  • 外務省で働くには,どのような資格が必要か?
  • 語学力はどのくらい必要か?
  • 仕事をしていて楽しいと思うこと,大変なことは?
  • 省員の男女比は?
  • 女性ならではの能力や特性がいかせる仕事は?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと

 (ア)省内全般

  • もう少し狭い所かと思っていたが,とても広く,居心地も良く,仕事がしやすそうな場所だった。

 (イ)記者会見室

  • スピーチ台の高さが調節出来ること,顔映りを明るくするための工夫があること。

 (ウ)国際会議室

  • マイクが一人一つ設置されていた。

 (エ)省員の話・様子

  • 語学力が大事だということ。
  • 外務省で働く人の男女比が3:1と女性職員が以外に多く,また男女の仕事内容にあまり差がなく,女性も働きやすい環境であること。
  • 忙しい時に2日間徹夜をしたという話。
  • 外務省に入るためには,国家公務員試験を受ける以外に,特にこれといった資格がいらないこと。
  • 外務省の中にはたくさんのチームのような組があり,その一つ一つが違う仕事をしていること。
  • 皇族や総理大臣が外国を訪問する際に,さまざまな手配をすること。
  • 緊急援助活動など,省員の仕事のやりがいについての話。

(2)感想・意見など

  • 外務省に対して勝手に暗いイメージを持っていたけれど,一般の人でも関わることができるのだと分かり,印象がとても良くなった。
  • 外務省HPにはキッズ用か大人用のページしかなく,中学生の自分たちから見ると良く分からないので,中高生用のページを作ってもらいたい。
  • 外務省の中にもたくさんの役割があり,皆それぞれにちゃんとやりがいを感じ,一生懸命働いているという印象が残った。
  • 外務省は女性が働きやすい環境ということを知って,外務省で働きたいという気持ちが強くなった。
  • 省員がオープンな話し方で迎えてくれたことに感謝したい。
  • 将来もし外国の人とコミュニケーションを取る機会があったら,自分の身の周りの色々なことと比較してみたいと思った。
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