伊藤信太郎外務大臣政務官は、6月14日及び15日、仙台市及び松島町において開催されたアジア協力対話(ACD)第3回環境教育推進対話に出席したところ、概要以下の通り。
テーマ:「国連持続可能な開発のための教育の10年(ESDの10年)」
共催 :外務省、仙台広域圏RCE、ESD-J
後援 :文部科学省、環境省、独立行政法人国際協力機構東北支部
出席者:日本を含め、ACD参加国中19カ国の政府関係者及びNGO、国際機関(ユネスコ、国連環境計画、国連大学高等研究所)、大学・研究機関関係者、民間企業、一般市民
日付 | 予定 |
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6月14日(水曜日)<午前> | ・公開フォーラム:各国における「ESDの10年」の取組 |
6月14日(水曜日)<午後> | ・公開フォーラム:わが国における「ESDの10年」実施計画の公表 ・対話セッション:「ESDの10年」国内実施の問題点と今後の取組 ・伊藤外務大臣政務官主催レセプション |
6月15日(木曜日)<午前> | ・NPOによる直売市(生ゴミリサイクル実演)視察 ・仙台市立北六番丁小学校授業参観 |
6月15日(木曜日)<午後> | ・松島湾の浄化に関する松島町関係者との懇談 ・海藻食品アカモク加工工場視察 ・松島湾「藻場」視察 |
(1)背景・意義等
わが国は、アジア協力対話(ACD)の枠組におけるプライム・ムーバー・プロジェクトとして、2004年度より「環境教育推進対話」を実施している。今年度は、わが国発のイニシアティブである「ESDの10年」が、2005年1月に開始されてから1年余りが経過したことを踏まえ、アジアにおけるESDの取組について意見交換を行うことを目的に、第3回環境教育推進対話を実施した。
(2)伊藤信太郎外務大臣政務官は、14日の公開フォーラムに出席し、「ESDの10年」の推進に向けた今回の対話の意義を中心とした開会挨拶を行った。同日午後には、わが国における「ESDの10年」の推進に国民の方々と共に取り組んでいく旨の挨拶を行い、続く対話セッションに参加した。さらに同日夜には、今次対話の参加者や地元関係者を招待したレセプションを主催し、国内外の環境教育関係者との情報交換や交流を行った。
翌15日は、海外からの参加者と共に、生ゴミリサイクルに取り組むNPO直売市(仙台市市役所前市民広場)を視察し、仙台市立北六番丁小学校の環境教育に関する授業を参観した後、松島町中央公民館において松島町関係者と「松島湾の浄化」をテーマとした懇談を行い、海藻食品アカモク加工工場と松島湾内の藻場を視察した。
6月15日、仙台市立北六番丁小学校において、環境教育に関する授業の参観を行う伊藤政務官
6月15日、松島湾において、藻場(アカモク)の視察を行う伊藤政務官