ジンバブエ共和国

令和元年8月30日
(写真1)日・ジンバブエ首脳会談 日・ジンバブエ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

本30日午前8時45分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,エマソン・ダンブゾ・ムナンガグワ・ジンバブエ共和国大統領(H.E. Mr. Emmerson Dambudzo MNANGAGWA, President of the Republic of Zimbabwe)との間で,日・ジンバブエ首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,ムナンガグワ大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。

  1. 冒頭,安倍総理大臣から,TICAD7でも議論されたように,ビジネス促進には制度改革が重要であり,「ムナンガグワ大統領の下,改革推進と民主化に期待する」旨述べました。これに対し,ムナンガグワ大統領から,「TICADへの招待に感謝する」,「日本が立ち上げたTICADプロセスは,アフリカの開発を議論した最初のアフリカ共通のプラットフォームである」と述べつつ,ビジネスを含めた二国間関係を強化していきたい旨発言がありました。
  2. 続いて,安倍総理大臣から,本年3月のサイクロン・イダイによる被害に対して哀悼の意を表するとともに,日本としても支援を実施しており,早期復興を後押ししたい旨述べました。さらに,病院の設備強化や食料安全保障の改善を支援する意向を表明するとともに,新たに経験豊かな農業専門家を派遣する旨伝達したほか,日・ジンバブエ間の貿易・投資促進に向けた環境整備を要請しました。これに対し,ムナンガグワ大統領から,選挙,インフラ,保健等における日本からの支援に対し感謝を述べるとともに,二国間の経済関係強化に向けた取組を進めていく旨発言がありました。
  3. この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。

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