ウガンダ共和国
日・ウガンダ首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本10日午後6時20分頃から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,公式実務訪問賓客として訪日中のヨウェリ・カグタ・ムセベニ・ウガンダ共和国大統領(H.E. Mr. Yoweri Kaguta Museveni, President of the Republic of Uganda)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
なお,首脳会談後,両首脳は共同声明(日本語(PDF)/英語(PDF)
)に署名し,また,両首脳が見守る形で,円借款「カンパラ立体交差建設・道路改良計画」に係る交換公文の署名が行われました。次いで,両首脳による共同記者発表が行われました。その後,安倍総理大臣夫妻主催の夕食会が行われ,次回TICADについてや,人材育成,教育問題,ウガンダにおける我が国NGOの活動など,両国関係の幅広い話題に会話が及びました。
1 冒頭発言・アフリカ開発会議(TICAD)
(1)安倍総理大臣より,アフリカの長老であり,日本の古い友人であるムセベニ大統領の6度目の訪日を歓迎するとともに,ムセベニ大統領のTICADプロセスへの貢献に謝意を表し,日本は質の高いインフラ投資,人材育成,人間の安全保障の実現等,日本ならではのアフリカへの貢献を示したく,TICADの成功に向け協力していきたい旨述べました。
(2)これに対し,ムセベニ大統領より,日本の招待に対し謝意を述べた上で,日・ウガンダ関係は,様々な分野における協力に裏打ちされた強固な友好関係にある,日本の50年にわたる協力に感謝している,日本とは地球規模の課題においても協力したい旨発言があり,また,安倍総理大臣のウガンダへの招待の意が述べられました。また,ムセベニ大統領は,今回は6回目の訪日であり,うち4回はTICAD出席のためであった,TICADを通じ日本とアフリカとの間の協力が強化されてきた旨述べました。
2 二国間関係
(1)安倍総理大臣より,ウガンダの国家発展に寄与するような「質の高いインフラ投資」を促進するとともに,官民連携の下,日本企業の進出を促進しウガンダの成長を支援する意図を示しました。
(2)これに対し,ムセベニ大統領より,改めて長年にわたる多くの分野にわたる日本の支援に感謝を述べ,インフラや教育,保健等の分野におけるウガンダ自身の努力について説明するとともに,引き続いての日本の支援への期待が示されました。また,ウガンダから日本への輸出の活性化,日本企業のウガンダへの投資促進に対する期待が示されました。
3 国際場裡での協力強化
双方は,国連安保理改革の実現を含め,国際社会が直面する様々な課題について協力していくことで一致しました。