カメルーン共和国

令和7年8月21日
ディオン・ングテ首相と握手する石破総理大臣 (写真提供:内閣広報室)

 8月21日、午後3時40分から約15分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のジョセフ・ディオン・ングテ・カメルーン共和国首相(H.E. Mr. Joseph DION NGUTE, Prime Minister of the Republic of Cameroon)と日・カメルーン首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、中部アフリカ経済の牽引役であるカメルーンは、地域の経済統合にとって鍵であり、日本として、カメルーンの農業・漁業を始めとする産業や、バリューチェーンの強化を後押ししたい旨述べました。これに対し、ディオン・ングテ首相は、近年の二国間関係の進展を歓迎するとともに、これまでの日本の支援に謝意を表明しました。
  2. 石破総理大臣から、日本による稲作や水産業の振興支援、食糧援助の実施に言及しつつ、今後もカメルーンの食料安全保障に協力していく旨述べました。また、カメルーンの南西州の安定化のため、これまで水や医療分野での支援を実施してきていることに言及しつつ、カメルーンの平和構築にかかる取組を後押ししていく旨述べました。さらに、石破総理大臣から、カメルーンで開催されたギニア湾ブルー・エコノミー国際会議の成功に祝意を伝えると共に、我が国はギニア湾沿岸地域の海上法執行能力等の強化も支援している旨述べました。これに対し、ディオン・ングテ首相から、カメルーンへの日本企業による更なる投資に期待が示されました。
  3. 両首脳は、国連安保理の場で連携して対応していくこと、また、安保理改革にも協力して取り組んでいくことを確認しました。

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