アフリカ
藤井外務副大臣とチレシェ・カプウェプウェ東南部アフリカ市場共同体(COMESA)事務局長との会談
令和7年8月21日

8月21日、午後3時5分から約25分間、藤井比早之外務副大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中の、チレシェ・カプウェプウェ東南部アフリカ市場共同体事務局長(H.E. Ms. Chileshe Kapwepwe, Secretary General of the Common Market for Eastern and Southern Africa (COMESA) )と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、藤井副大臣から、アフリカに進出している多くの日本企業が広域経済圏の視点でビジネス展開を検討していることに言及しつつ、日本とCOMESAとの関係を強化していきたい旨述べました。これに対し、カプウェプウェ事務局長から、日本からCOMESA加盟国に対する支援に加え、COMESA域内全体としての協力関係の構築への期待が述べられました。
- 藤井副大臣から、COMESA加盟国間の連結性強化に向けた支援等を通じたCOMESAの域内統合に向けた取組への貢献について言及するとともに、潜在成長率の高いCOMESA地域と日本との貿易促進、経済連携を強化すべく、引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、カプウェプウェ事務局長から、民間投資の増大及び農業、保健、鉱業等の分野における人材育成を含む技術協力における日本との協力強化への期待が示されました。
- 双方は、COMESAの域内統合や貿易促進に向けて引き続き協力していくことを確認しました。
(参考)COMESA(東南部アフリカ市場共同体)
1994年、1981年に設立された東南部アフリカ特恵貿易地域(PTA)を前身とし、東南部アフリカ市場共同体(COMESA: Common Market for Eastern and Southern Africa)成立。アフリカ東南部を中心とする以下の21か国が加盟。
ウガンダ、エチオピア、エリトリア、エジプト、エスワティニ、ケニア、コモロ、コンゴ(民)、ザンビア、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、ソマリア、チュニジア、ブルンジ、マダガスカル、マラウイ、モーリシャス、リビア、ルワンダ