アフリカ開発会議(TICAD)
岸田総理大臣のビジネス・フォーラムへの出席(ビデオ・メッセージ)
令和4年8月27日
- 8月27日から28日までの間、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)の機会に、ビジネス・フォーラムを開催し、日・アフリカのビジネス関係者それぞれ約100名、経済閣僚、開発金融機関等が参加し、日・アフリカ間のビジネス交流促進の強化の方途について議論します。このうち、27日に実施されたハイレベルセッションにおいて、岸田文雄内閣総理大臣は概要以下のビデオ・メッセージを送る形で参加しました。
- (1)日本とアフリカは、課題への解決を共創する「共に成長するパートナー」であり、政府としてもスタートアップ支援、グリーン投資、人への投資を重視しつつ、アフリカ・ビジネスを最大限支援していく。
- (2)スタートアップ支援については、若者を中心に、社会的課題を現場レベルでのビジネスにより、直接的に解決する潮流が生まれており、日本政府としても、官民連携の下、日本からアフリカ展開を目指すスタートアップを支えていく。
- (3)グリーン投資については、「アフリカ・グリーン成長イニシアティブ」を立ち上げ、アフリカにおける膨大なグリーン成長の潜在性や、適応ニーズを捕らえ、日本の技術により、グリーン成長を加速させていく。
- (4)人への投資については、新たに、若者をターゲットに、産業高度化に資する人材を育成する「未来の産業人材イニシアティブ」を立ち上げ、今後3年間で5000人に対する教育・研修の機会を提供するとともに、産業人材を含む幅広い分野で、今後3年間で30万人の人材を育成する。
- また、同フォーラムにおいて、林外務大臣は、サイード・チュニジア大統領、サル・セネガル大統領及び中谷経済産業副大臣とともに、29の日本企業・4団体とアフリカのパートナー等との間で90を超える覚書(MOU)が署名されたことを記念する式典に参加しました。