ケニア共和国

令和元年8月28日
写真提供:内閣広報室

 本28日午後4時40分頃から約25分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,ウフル・ケニヤッタ・ケニア共和国大統領(H.E. Mr. Uhuru KENYATTA, President of the Republic of Kenya)との間で日・ケニア首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,ケニヤッタ大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。

  1.  冒頭,安倍総理大臣から,「TICAD VIを成功に導いた指導力に感謝。TICAD7でも発揮願いたい。ケニアはABEイニシアティブ参加者が150名おり,アフリカで最大。ケニアが地域の平和と安定と繁栄の核であり続けることが日本の関心である。」旨述べました。これに対し,ケニヤッタ大統領から,「アフリカの主体性に基づきケニアでのTICAD VIを開催できたことは,二国間関係のみならず日本とアフリカとの関係にとり大変有意義であった」旨述べました。また,ケニヤッタ大統領から,ABEイニシアティブを通じた産業人材育成の取組へ高い評価が示されました。
  2.  続いて,安倍総理大臣から,昨年11月のブルーエコノミーに関する国際会議開催におけるケニヤッタ大統領のリーダーシップを評価するとともに,インド洋を自由で開かれたものとすべく,ケニアと連携したい旨述べました。また,モンバサ経済特区開発やモンバサゲートブリッジ建設を通じて,モンバサ地域の開発を支援する意向を表明しました。さらに,保健セクターの政策支援やアフリカ健康構想を通じて,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進を後押ししていきたい旨述べました。これに対し,ケニヤッタ大統領から,UHCや,ガバナンス,ブルーエコノミーの分野での日本の支援に謝意が表明されるとともに,貿易や投資分野での協力を強化していきたい旨発言がありました。
  3.  この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。

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