南スーダン共和国
イッガ南スーダン副大統領による安倍総理大臣表敬
令和元年8月29日
本29日午前10時50分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,ジェームズ・ワニ・イッガ・南スーダン共和国副大統領(H.E.Mr. James Wani Igga,Vice-President of the Republic of South Sudan)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。なお,イッガ副大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)に参加するため訪日中です。
- 冒頭,安倍総理大臣から,イッガ副大統領と再びお会いできて喜ばしい旨述べました。これに対し,イッガ副大統領から,温かい歓迎に感謝するとともに,TICADは人間中心の開発,科学技術やイノベーションがテーマであり,まさにアフリカの躍進・繁栄,経済成長につながる重要な会議である旨発言がありました。
- 続いて,安倍総理大臣から,「南スーダン情勢の安定は,アフリカの角地域全体の平和と安定の鍵であり,この観点から,再活性化された衝突解決合意履行を支援していく」旨,これにより,南スーダンの平和と安定の回復に向けた協力を継続するとともに,国際社会の支援を呼び掛けたい旨述べました。また,安倍総理大臣から,日本が支援するナイル架橋の建設工事が再開された旨言及するとともに,南スーダンの人材育成に向けた取組を後押ししていく,また,国際連合南スーダン派遣団(United Nations Mission in the Republic of South Sudan: UNMISS)に司令部要員を4名派遣中であり,国連を通じた貢献も続けていく旨述べました。
これに対し,イッガ副大統領から,南スーダンの和平プロセスにおける日本の支援に対する謝意が示されるとともに,和平合意を受け,国内避難民の帰還・再定住に向けた,日本を含む国際社会の支援が重要との発言がありました。さらに,両首脳は,南スーダンのホストタウンである前橋市とのスポーツ分野での協力を歓迎しました。 - この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。