マダガスカル共和国

令和元年8月30日
(写真1)日・マダガスカル首脳会談 日・マダガスカル首脳会談(写真提供:内閣広報室)

本30日午前10時25分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,アンジ・ニリナ・ラジョリナ・マダガスカル共和国大統領(H.E. Mr. Andry Nirina RAJOELINA, President of the Republic of Madagascar)との間で日・マダガスカル首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,ラジョリナ大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。

  1. 冒頭,安倍総理大臣から,「TICAD7はビジネス促進がテーマであり,豊富な資源に裏付けられたマダガスカルの潜在力に注目している」旨述べました。これに対し,ラジョリナ大統領から,「今回が初めての訪日であり,温かい歓迎に感謝する」と述べるとともに,二国間関係の発展を歓迎しました。
  2. 続いて,安倍総理大臣から,西インド洋における協力特別会合の開催に言及するとともに,インド洋を自由で開かれた海洋として発展させるべく連携したい旨述べました。また,それに向けて違法漁業対策及び水産業の発展や連結性強化を支援する意向を表明しました。さらに,日本企業進出への支援を要請するとともに,農業の生産性向上のため,新たに経験豊かな農業専門家を派遣する旨述べました。これに対し,ラジョリナ大統領から,マダガスカルはアフリカ,アジア,欧州の海の交差点であり,海洋安全保障が重要である旨述べました。さらに,ブルーエコノミーの重要性に触れつつ,トアマシナ港に対する日本の協力に感謝する旨発言がありました。また,海洋安全,農業,電力,水分野における協力への期待が示されました。
  3. この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。

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