セネガル共和国

平成28年12月16日
12月4日(日曜日)から12月6日(火曜日)まで,武井俊輔外務大臣政務官は,セネガルを訪問しました。同訪問の概要は以下のとおりです。

日程

12月5日(月曜日)
第3回「アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラム」出席。開会式においてスピーチを行ったほか,サル・セネガル大統領を表敬(ンジャイ外相同席)。草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(アミナタ・ンバイ養護センター)視察,レセプション(於:仏大使公邸)にてル・ドリアン仏国防相等と懇談。

12月6日(火曜日)
ケイタ・マリ首相,ウルド・アフマド・イジードビヒ・モーリタニア外務・協力相とそれぞれ会談。草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(マリアマ・バ中高等学校)視察。

概要

1 第3回「アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラム」出席

(1)本フォーラムは,セネガル及び仏政府の後押しを受けて立ち上げられた半官半民の国際会議です。第3回目となった今回は,サル・セネガル大統領,ブハリ・ナイジェリア大統領を始めとするアフリカ諸国の政府要人,ル・ドリアン仏国防相,モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表,ラドスース国連平和維持活動(PKO)担当事務次長,ブヨヤAUマリ・サヘル上級代表,シンクタンク,経済界,国際NGO関係者等,約500名が出席しました。

(2)武井政務官は,開会式において行ったスピーチにおいて,暴力的過激主義との闘いへのコミットメントや社会安定化の促進を謳ったTICAD VIにおけるナイロビ宣言を紹介しつつ,日本として積極的平和主義に基づく国際社会の平和と安定への貢献を一層進めていく方針をアピールしました。

(3)なお,本フォーラムは,2015年10月,ヴァルス仏首相訪日時に安倍総理との間で策定・発表された日仏アフリカ協力計画(PDF)においても言及されています。武井政務官は,今回在セネガル仏大使公邸で開催されたレセプションの際にル・ドリアン仏国防大臣と懇談し,同大臣から,日本のアフリカの安定への貢献を高く評価している旨の発言がありました。

2 サル・セネガル大統領表敬

サル大統領への表敬では,ンジャイ・セネガル外務・在外セネガル人大臣同席の下, TICAD VIのフォローアップとして,開発協力の推進や,安保理改革を始めとする国際社会の課題について,両国の協力関係を一層強化していくことを確認しました。サル大統領からは,多くの課題で日本とセネガルの立場は同じであり,協力していきたいとの発言がありました。

3 その他会談,視察

(1)アフリカ要人との会談

ケイタ・マリ首相
イジードビヒ・モーリタニア外務・協力大臣
ケイタ・マリ首相,ウルド・アフマド・イジードビヒ・モーリタニア外務・協力相とそれぞれ会談し,TICAD VIを踏まえた二国間関係の強化,サヘル地域における協力及び国連安保理改革を始めとする国際社会における協力に関し,意見交換しました。

(2)経済協力サイト視察

日本が草の根・人間の安全保障無償資金協力として機材供与や教室の増改築を行った知的障がいを持つ子どものためのアミナタ・ンバイ養護センター及び日本が改修工事を実施したマリアマ・バ中高等学校を視察しました。

(3)在留邦人との意見交換

日本企業関係者やJICA,国際機関等関係者との間で,日本・セネガル二国間協力やセネガル経済,各企業・機関の関心分野等に関し,意見交換を行いました。

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