セネガル共和国

令和元年8月29日
(写真1)日・セネガル首脳会談 日・セネガル首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 本29日午後4時05分頃から約20分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,マッキー・サル・セネガル共和国大統領(H.E. Mr. Macky SALL, President of the Republic of Senegal)との間で日・セネガル首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,サル大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。

  1.  冒頭,安倍総理大臣から,「G20への協力に感謝する」旨述べつつ,西アフリカ経済の中核国としてのセネガルの役割に期待する,また,地域の平和と安定にセネガルが主導的役割を果たしていることを評価する旨述べました。これに対し,サル大統領から,「天皇陛下の即位及び令和時代の始まりにお祝い申し上げる」旨述べるとともに,「日本のこれまでのTICADの取組を評価する」との発言がありました。
  2.  続いて,安倍総理大臣から,外交関係樹立60周年を迎えるセネガルとの関係をさらに発展させていきたい旨述べました。また,安倍総理大臣は,若者の雇用機会向上に向けたセネガル日本職業訓練センターの機能強化を支援する意向を表明しました。さらに,アフリカ健康構想の下で,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を推進するとともに,貿易・投資関係の強化に向けて,「日セネガル経済委員会」を設置し,日本企業進出を一層後押ししていく旨述べました。これに対し,サル大統領から,UHCや職業訓練におけるこれまでの日本からの支援に対して謝意が示されるとともに,ダカールフォーラムへの協力や,農水産業,水分野における協力への期待が示されました。
  3.  この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。

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