アフリカ
アフリカ諸国外相との夕食会
平成29年9月20日


9月20日19時40分(現地時間。日本時間21日8時40分)から約80分間,第72回国連総会出席のため米国ニューヨークを訪問中の河野太郎外務大臣は,アフリカ諸国外相との夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,8月にモザンビークのマプトで開催されたアフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合への出席及びTICADプロセスへの協力に謝意を述べ,同会合でも議論された「アフリカの平和と安定」に関する意見交換を行いたいと述べました。続いて,「制度構築」の重要性を指摘し,南スーダンへの自衛隊施設部隊の派遣,PKO訓練センター支援を始めとする日本の取組を紹介しました。また,北朝鮮による核実験及び弾道ミサイル発射の強行は国際社会の平和と安全に対する,これまでにない重大かつ差し迫った脅威である旨述べました。
2 これに対し,アフリカ側外相等から,日本は重要なパートナーであるとしつつ,TICADプロセスの下での経済の多角化,インフラ整備,保健,平和と安定等の分野における支援に対し,謝意が述べられました。また,北朝鮮の核実験は国際社会に対する正面からの挑戦であり,関連する安保理決議の完全な実施を含め,日本の立場を支持する旨述べ,安保理改革をはじめとして,国際社会の平和と安定に向けて,引き続き日本と協力していきたい旨述べました。その後,今後の日アフリカ協力及び国際場裡での協力等に関し,活発な意見交換が行われました。