アフリカ開発会議(TICAD)

令和7年9月11日

1 TICADの先駆性

 冷戦終結後、アフリカ支援に対する先進国の関心が低下しました。この中でアフリカの重要性を論じたのが日本であり、その実行の証がTICADでした。現在でこそ、アフリカと米国や中国等各国との間で様々なフォーラムが存在しますが、アフリカ開発に関するフォーラムとして、日本が立ち上げたTICADは、先駆的存在であると言えます。

2 TICADの包摂性、オープンさ

 TICADは、アフリカ諸国のみならず、開発に携わる国際機関、パートナー諸国、アジア諸国、民間企業、市民社会も参加するマルチの枠組みです。国際社会が広く知恵と努力を結集し、真にアフリカの開発にとって実のある議論を行ってきました。TICAD8でも幅広い参加者を得て、アフリカを語る場を国際社会に提供します。

3 アフリカのオーナーシップの尊重

 TICADでは、アフリカ開発におけるアフリカ諸国の「オーナーシップ」と、国際社会による「パートナーシップ」の重要性を提唱してきました。この開発哲学は国際社会に共有され、アフリカ諸国にも浸透しています。引き続き、アフリカ自身が目標に掲げる開発アジェンダ2063及び地球規模課題の解決に向けた持続可能な開発目標(SDGs)を後押ししていきます。

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