リベリア共和国
中根外務大臣政務官とズオ・リベリア外務省国際協力担当補佐大臣との会談
平成27年4月23日
4月20日15時30分頃(現地時間。日本時間17時30分頃)から約20分間、アジア・アフリカ会議60周年記念閣僚会議に出席するため、インドネシア・ジャカルタを訪問中の中根一幸外務大臣政務官は、ズオ・リベリア外務省国際協力担当補佐大臣(H.E. Mr.Dehpue Y. Zuo, Assistant Minister for International Cooperation and Economic Affairs at the Ministry of Foreign Affairs)と会談したところ、概要は以下のとおりです。
- 二国間関係
中根政務官から、リベリアがエボラ出血熱の「ゼロ・ケース」を達成しつつあることを評価し、引き続きエボラ出血熱終息に向けた努力が継続されることを期待する旨述べました。また、日本は国際社会の一員として,リベリアへの支援を含めこれまでに総額1億7300万ドル以上のエボラ出血熱流行対策支援を実施しており、引き続き出来る限りの支援を行っていく考えを伝えるとともに、両国の経済関係の更なる発展のためにはエボラ出血熱の早期終息が重要であるとし、終息に向けた継続的な取り組みをリベリア政府に要請しました。これに対し、ズオ補佐大臣から、サーリーフ大統領に代わり、これまでの日本からの支援に対する謝辞が述べられるとともに、リベリアは近年まで紛争に苦しんでいた国であり、日本にはぜひ人材育成面での支援もお願いしたいとの発言がありました。 - 国連における協力
中根政務官から、国連安保理改革に向け両国間で協力してきたいと述べたのに対し、ズオ補佐大臣は日本の非常任理事国立候補を支持するとのリベリアの立場に変わりはない旨述べました。 - TICAD
中根政務官から、アフリカ開催に向けて調整中の次回TICADの成功に向け両国が緊密に協力していきたい旨述べたところ、ズオ補佐大臣からはTICADの枠組みでの日本の支援に感謝する、次回TICADも全面的に支援したいとの反応がありました。