リベリア共和国

平成27年8月27日
サーリーフ・リベリア大統領と握手する安倍総理 (写真提供:内閣広報室)
日・リベリア首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
日・リベリア共同記者発表 (写真提供:内閣広報室)
 本27日午後6時45分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(World Assembly for Women(WAW! 2015))出席のため訪日中のサーリーフ・リベリア共和国大統領(H.E. Mrs. Ellen Johnson Sirleaf, President of the Republic of Liberia)と総理官邸において会談したところ,概要は以下のとおりです。また,この会談において共同声明(和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文 (PDF)Open a New Window)が発出されました。
 その後,安倍総理大臣主催の夕食会が終始和やかな雰囲気で行われ,女性のエンパワメントを含む幅広い話題に会話が及びました。

1 冒頭

 安倍総理大臣は,サーリーフ大統領のリベリア大統領として5度目の訪日を歓迎するとともに,WAW!2015への出席に謝意を表し,明日の同大統領の基調講演は,日本が取り組む「すべての女性が輝く社会づくり」に大いに寄与するものと期待する旨述べました。これに対し,サーリーフ大統領は,WAW!2015に参加できることを光栄に思う旨述べました。

2 エボラ出血熱対応を始めとする保健及びその後の復興

 サーリーフ大統領は,エボラ出血熱対応における日本の支援に謝意を表明するとともに,経済再建に取り組んでいることを説明しました。安倍総理大臣は,エボラ出血熱との闘いにおけるサーリーフ大統領の指導力を賞賛し,両首脳は,保健分野での協力を強化することで一致しました。
 安倍総理大臣は,リベリアの復興における民間セクター主導の成長の重要性を強調しました。 サーリーフ大統領は,エボラ出血熱後の復興は,インフラ,保健,教育,農業の4つの柱で進めていくとの考えを説明し,日本の支援を要請するとともに,日本企業のリベリアへの再進出への期待を表明しました。

3 平和の定着

 安倍総理大臣は,日本は積極的平和主義の下,アフリカや国際社会の平和と安定に一層貢献していくとの考えを説明しました。サーリーフ大統領は,紛争が起きる前に対応するコストは紛争が起きてから対応するコストより小さいと述べ,日本の積極的な取組に対する支持を表明しました。

4 次回TICAD

 両首脳は,来年初めてアフリカのケニアで開催される次回TICADの成功に向け,協力を強化していくことで一致しました。

5 国際場裡における協力推進

 両首脳は,国連安保理改革,鯨を含む海洋生物資源の持続可能な利用,「世界津波の日」の制定などの国際場裡における諸課題について,協力していくことで一致しました。

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