ギニアビサウ共和国
日・ギニアビサウ首脳会談
令和7年5月12日


5月12日、15時45分から約40分間、石破茂内閣総理大臣は、大阪・関西万博賓客として訪日中のエンバロ・ギニアビサウ共和国大統領(H.E. Gen. Umaro Sissoco EMBALÓ, President of the Republic of Guinea-Bissau)と日・ギニアビサウ首脳会談を行いました。概要は以下のとおりです。
- 冒頭
- 石破総理大臣から、5月10日に開催された大阪・関西万博でのギニアビサウのナショナルデー参加のため来日したエンバロ大統領の初訪日を歓迎するとともに、両国関係の深化に向けて、緊密に協力していきたい旨述べました。
- これに対し、エンバロ大統領は、大阪・関西万博開催を歓迎するとともに、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。
- 二国間関係
- 石破総理大臣から、本年8月に開催するTICAD 9を日本の革新的な技術や知見を活かし、日本とアフリカ双方の繁栄につながるような課題解決策を共に創り上げる機会にしたいと述べるとともに、TICAD 9の成功に向けたギニアビサウの協力を要請しました。その上で、石破総理大臣から、ギニアビサウの平和と安定は、西アフリカ地域の安定にとって重要であり、本年11月の大統領選挙及び国民議会選挙が透明で、公正に実施されることへの期待を表明しました。また、石破総理大臣から、食料安全保障の分野での協力に言及しつつ、二国間関係を一層強化したい旨述べました。
- これに対し、エンバロ大統領は、TICAD 9はアフリカの開発にとって重要な機会であり、ギニアビサウとして重視している旨述べるとともに、経済などあらゆる分野での両国の協力を強化したい旨述べました。
- 国際場裡における協力・地域情勢
両首脳は、法の支配の重要性を確認するとともに、国際場裡においても緊密に連携していくことを確認しました。また、両首脳は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢、ロシア・ウクライナ情勢等について意見交換を行いました。