コートジボワール共和国

令和元年10月21日
(写真1)安倍総理大臣とウワタラ・コートジボワール共和国大統領との会談 安倍総理大臣とウワタラ・
コートジボワール共和国大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とウワタラ・コートジボワール共和国大統領との会談 安倍総理大臣とウワタラ・コートジボワール共和国大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本21日,午前11時40分頃から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のアラサン・ウワタラ・コートジボワール共和国大統領(H.E.Mr. Alassane OUATTARA, President of Republic of Côte d’Ivoire)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村明宏内閣官房副長官他が,コートジボワール側から,フィデル・サラソロ大統領府官房長他が同席しました。

 1 冒頭,安倍総理大臣から,ウワタラ大統領の訪日を歓迎した上で,「2014年1月にコートジボワールを訪問した際,ウワタラ大統領が周辺国から10人の大統領を集められ,その影響力に感服した」,「安保理でも活躍しており,その役割に期待している」,「西アフリカ経済の中核国としてコートジボワールの役割を重視しており,高い経済成長率を維持するコートジボワールとのビジネス関係を促進したい」旨述べました。
 これに対し,ウワタラ大統領から,台風19号による被害へのお見舞いを述べた上で,天皇陛下即位への祝意を表明するとともに,TICAD7では,安倍総理とクリバリ・コートジボワール首相との間で有意義な会談が行われた旨述べました。

 2 二国間関係について,安倍総理大臣から,台風被害へのお見舞いに対して謝辞を述べた上で,二国間関係について,「コートジボワールの経済復興と平和と安定に向けた努力を賞賛する。大統領のリーダーシップに期待している」,「ジャパンデスクに加え,『日本企業進出に向けたビジネス環境改善委員会』も新たに設置されたところ,引き続き現地に裨益する日本企業の進出を後押しする考えである」旨述べました。また,先月,ココディ大学病院整備のための約41.6億円の無償資金協力に係る書簡の交換を実施した旨述べるとともに,西アフリカ『成長の環』マスタープランの下,質の高いインフラ整備に協力していく旨述べました。
 これに対し,ウワタラ大統領から,民間投資・貿易促進の分野で協力してきたい,ココディ大学病院整備を含む日本からの開発支援に感謝したい旨述べました。

 3 国際場裏における協力について,ウワタラ大統領から,リビア情勢に言及しつつ、サヘルの平和と安定に向けて日本と協力していきたい,国連を含む国際場裏において日本と連携していきたい旨述べました。
 これに対して,安倍総理大臣から,アフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)を通じて,制度構築等を支援し,国作りで貢献していきたい旨述べました。
 また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。
 最後に,両首脳は,協力して二国間関係を増進していくことで一致しました。


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