ベナン共和国
日・ベナン首脳会談
令和元年8月30日
本30日午前10時05分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,パトリス・アタナズ・ギヨーム・タロン・ベナン共和国大統領(H.E. Mr. Patrice Athanase Guillaume TALON, President of the Republic of Benin)との間で日・ベナン首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,タロン大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。
- 冒頭,安倍総理大臣から,「大統領としての初訪日を歓迎。ビジネス出身のタロン大統領とともに,TICAD7が重視するビジネス関係強化を実現したい。また,ベナンの民主主義国としての役割に期待する」旨述べました。これに対し,タロン大統領から,「温かい歓迎に感謝する」と述べるとともに,長きに亘る日本の支援に感謝,2回目のTICAD参加であり,マルチの場でも日本と協力していきたい旨発言がありました。
- 続いて,安倍総理大臣から,タロン大統領が進める「政府行動計画(PAG)」を高く評価し後押しするとともに,二国間関係を強化したい旨述べました。また,食料安全保障の改善を支援する意向を表明するとともに,質の高いインフラ整備を通じてベナンや西アフリカ域内の連結性向上に貢献していく旨述べました。さらに,日本企業のベナンに対する関心の高まりに言及しつつ,ビジネス環境整備を進めていただきたい旨要請しました。これに対し,タロン大統領から,日本企業からの投資促進及び職業訓練を含む教育分野における協力への期待が示されました。また,安倍総理大臣から,ベナン出身の父を持つ八村塁選手の活躍に触れ,日本におけるベナンの知名度が向上している旨述べました。
- この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。