アジア

平成31年3月20日
(写真1)インド太平洋協力ハイレベル対話 インド太平洋協力ハイレベル対話
(写真2)ルトノ・インドネシア外務大臣との会談 ルトノ・インドネシア外務大臣との会談

 本20日(現地時間同日),インドネシア訪問中の薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官はインド太平洋協力ハイレベル対話に出席したところ,概要は以下のとおりです。

1 インドネシア政府が主催したこの対話は,東アジア首脳会議(EAS)参加国からの代表の出席の下行われ,ルトノ・マルスディ・インドネシア外務大臣が冒頭発言を行い,ユスフ・カッラ・インドネシア副大統領が基調講演を行いました。

2 その後に実施された一般討論(General Debate)において,薗浦補佐官から,冒頭,クライストチャーチのモスクでの銃撃事件に関して,哀悼の意を表しました。その上で,自由で開かれたインド太平洋に向けた日本のビジョンについて説明し,日本を含む各国が,共通の目標に向けて様々なコンセプトの間でシナジーを追求し,互いのイニシアティブを補完することができる旨強調し,2019年を自由で開かれたインド太平洋を実現するための行動の年とするよう呼びかけました(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)。

3 これに対し,出席した各国から,この地域において,開放性,透明性,包摂性,ルールに基づく秩序,ASEAN中心性といった基本的な原則が促進されることの必要性が強調され,各国がそれぞれのコンセプトを推進する中で,連結性の強化,海洋協力,持続可能な開発などの分野において協力を強化していくことの重要性が確認されました。

4 そのほか,薗浦補佐官は,マリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣,タン・ウーメン・シンガポール共和国外務担当兼貿易産業担当上級政務次官,ルトノ・マルスディ外務大臣及びウィンストン・ピーターズ・ニュージーランド副首相兼外務大臣との間で会談を行い,ダトゥ・エルワン・ヨセフ・ブルネイ・ダルサラーム国第二外務貿易大臣,リムビンク・パト・パプアニューギニア独立国外務貿易大臣,リム・ジョクホイASEAN事務総長等との間で懇談を行いました。


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