ASEAN（東南アジア諸国連合）
茂木外務大臣とリムASEAN事務総長との会談
令和2年1月10日
本10日，午後3時45分頃から約10分間，インドネシア・ジャカルタを訪問中の茂木敏充外務大臣は，ASEAN事務局において，リム・ジョクホイASEAN事務総長（H.E. Dato Lim Jock Hoi, Secretary General of ASEAN）と会談を行ったところ，概要は以下のとおりです。
1 茂木大臣から，昨年9月以来の再会を嬉しく思う，本日，日本の対ASEAN政策に関するスピーチを行う予定，今回新たな日ASEAN協力の方向性を示した上で，日本はASEANの「インド太平洋に関するASEANアウトルック（AOIP）」を全面的に支持しており，日本の「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」とAOIPのシナジーを進め，自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて協力していきたい旨述べました。
2 これに対しリム事務総長から，茂木大臣のASEAN事務局訪問を歓迎するとともに，今般の茂木大臣のスピーチで示される方向性の下で，日ASEAN関係が更に強化されることを希望する旨述べました。また，AOIPに対する日本の支持に謝意を表明し，日本とASEANが緊密に協力していくことへの期待が表明されました。さらに，日ASEAN統合基金（JAIF）を始めとするこれまでの日本の協力に対して改めて謝意が示されました。
3 双方は，ミャンマー・ラカイン州情勢についても意見交換を行いました。また，双方は，東アジア地域包括的経済連携（RCEP）協定について，インドを含む16か国での本年の署名が重要であるとの認識で一致しました。
