アジア

平成27年6月19日
挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本19日午後5時25分から約20分間,「アジアの平和構築と国民和解,民主化に関するハイレベル・セミナー」参加者のうち25名が,安倍晋三内閣総理大臣にグループ表敬を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理大臣より,「日本は,戦後70年間,自国及びアジアの国々の自由,民主主義,人権,及び法の支配のために努力してきた。引き続き『国際協調主義に基づく積極的平和主義』の下で,ミャンマー,ミンダナオ,スリランカ,ネパールといった地域での和平や復興への貢献や,女性と子どもの保護を一層強化していきたい。」旨述べました。

2 これに対し,参加者を代表して,ラモス=ホルタ前東ティモール大統領及びサマラウィーラ・スリランカ外相より,安倍総理大臣に対し,今回のセミナー開催のイニシアティブに対する謝意を表明するとともに,日本の戦後の復興,及びこれまでの平和構築分野における日本の貢献に対する評価が述べられ,その上で,平和構築分野におけるそれぞれの経験について紹介がありました。

(参考1)
 「アジアの平和構築と国民和解,民主化に関するハイレベル・セミナー」は,6月20日,東京・青山の国連大学において開催される。このセミナーは,昨年11月の東アジア・サミットの際に安倍総理大臣から開催の意向を表明していたもの。このセミナーでは,アジア諸国の平和構築,国民和解,民主化にこれまで携わってきた国内外の指導者,政府関係者,国際機関関係者,有識者,専門家等を幅広く招待し,アジアの経験から得られる教訓につき,意見を交わし,国際社会に発信していくもの。

(参考2)グループ表敬参加者

(1)明石康 スリランカ平和構築及び復旧・復興担当日本政府代表(全体議長)
(2)ラモス=ホルタ 前東ティモール大統領
(3)サマラウィーラ スリランカ外相
(4)ムラド MILF(モロ・イスラム解放戦線)議長
(5)マローン 国連大学学長
(6)スリン 前ASEAN事務総長
(7)ヘイザー 元東ティモール担当事務総長特別顧問
(8)山中燁子 平和構築対外発信特別大使
(9)星野俊也 大阪大学副学長
(10)ウィッ・ボリット カンボジア外務国際協力省長官(元国連大使)
(11)フラ・マウン・シュエ ミャンマー・ピース・センター(MPC)上級顧問
(12)長谷川祐弘 元東ティモール担当国連事務総長特別代表
(13)道傳愛子 NHK解説委員
(14)フォン・アインジーデル 国連大学 政策研究センター所長
(15)ラザリ マレーシア・グローバル穏健主義運動会長(元国連大使)
(16)ナワラトナ スリランカ・セワランカ財団会長
(17)レスリー カンボジア平和紛争研究所所長
(18)バグチ タイムズ・オブ・インディア外交論説員
(19)福島安紀子 青山学院大学教授
(20)弓削昭子 法政大学教授(元UNDP管理局長)
(21)ブスラン=ラオ フィリピン国家ムスリム委員長
(22)ワヒードゥッディン(住田花子 パキスタン・パンジャブ州女性開発大臣
(23)プー・ソティレアッ カンボジア協力平和研究所(CICP)所長(元駐日大使)
(24)ゴータム 元国連事務次長補
(25)メージュ 赤十字国際委員会(ICRC)事業総局次長

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