ASEAN(東南アジア諸国連合)

第17回ASEAN+3(日中韓)首脳会議

平成26年11月13日

英語版 (English)

 11月13日(木曜日)午後5時5分から午後6時30分まで,ミャンマー・ネーピードーにおいてASEAN+3首脳会議が開催され,我が国から安倍総理が出席したところ,概要次のとおり(議長:テイン・セイン・ミャンマー大統領)。

1 ASEAN+3協力のレビューと将来の方向性

(1)金融協力

 安倍総理から,本年10月にASEAN+3マクロ経済調査事務局設立協定が署名されたことを歓迎し,協定の早期発効を期待する旨述べたほか,本年7月に「チェンマイ・イニシアティブ」の機能が強化され,地域の金融セーフティー・ネットの強化につながったことを評価する旨表明した。各国首脳からも,金融協力についての評価が述べられた。

(2)食料安全保障

 安倍総理から,ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)制度の重要性,同分野の更なる発展への期待を表明し,複数の首脳から同様の発言があった。また,安倍総理から,ラオスやフィリピンに対する米支援,「フード・バリュー・チェーン構築」のための官民連携協力の強化に言及するとともに,日本産品に対する輸入規制の緩和・撤廃につき要請した。

(3)「人と人との連結性」(教育,観光など)

 安倍総理から,学生交流の促進,科学技術人材育成のための青少年の日本への招へい,シンクタンク連携強化などの取組を説明した。

(4)貿易

 安倍総理から,包括的な,かつ,高いレベルの協定を目指し,RCEP(アールセップ)の2015年末までの交渉完了につき,緊密に協力していきたい旨表明した。多くの首脳からRCEPをはじめ地域の経済統合の重要性について言及があった。

(5)石炭火力

 安倍総理から,石炭火力の高効率化が実効的かつ不可欠な気候変動対策であり,この認識を共有したい旨発言した。

(6)今後の協力の分野・方向性(東アジア・ビジョン・グループII)

 各国首脳から,民間有識者の提言を取りまとめた「東アジア・ビジョン・グループII」との関連で,今後の協力の分野・方向性について発言があった。安倍総理からは,学生交流の促進といった高等教育分野での協力や公衆衛生サービスの改善等を中心に貢献していく旨発言した。

2  国際情勢・地域情勢

(1)積極的平和主義

 安倍総理から,日本は,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から,地域及び国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく,日本の平和国家としての根幹は不変である旨説明した。

(2)北朝鮮

 安倍総理から,北朝鮮の核関連活動やミサイル開発の継続は,国際社会にとり重大な脅威である旨強調し,また,拉致問題について,北朝鮮による前向きな対応を促すべく,各国の理解と協力を改めて求めたい旨要請した。

(3)日中韓協力

 安倍総理から,本年8月,日中韓物流大臣会合を横浜で開催したほか,11月中に日中韓文化大臣会合を開催予定である旨述べた。
 また,安倍総理から,日中韓では実務レベルの協力が継続しているが,外相会議を早期に開催し,首脳会議の開催につなげていきたい旨述べた。


このページのトップへ戻る
ASEAN(東南アジア諸国連合)へ戻る