パプアニューギニア独立国

平成27年5月21日
握手を交わす両首脳
(写真提供:内閣広報室)
日・パプアニューギニア昼食会
(写真提供:内閣広報室)

 本21日,午前11時35分から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第7回太平洋・島サミット(PALM7)出席のため来日中のピーター・オニール・パプアニューギニア独立国首相(Hon. Peter O’NEILL, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)と昼食を共にしつつ首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理大臣から,再会をうれしく思うと述べるとともに,東日本大震災の際の支援への謝意を改めて表明し,被災地でのPALM7を共に成功させ,日本と太平洋諸島の新たなパートナーシップを共に築きたい旨述べました。また,日・パプアニューギニア国交樹立40周年の今年,オニール首相夫妻を日本に招待したい旨伝えました。

2 これに対し,オニール首相から,PALM7の成功への期待と共に協力したいとの決意が示され,また,安倍総理大臣からの訪日招待に謝意を述べつつ,国交樹立40周年の本年を平和国家として地域・国際社会に貢献している日本との関係を一層強化する機会としたい旨述べました。

3 さらに,安倍総理大臣から,空港整備のため約270億円規模の円借款を通じた支援の可能性に言及するとともに,防災対策のため約3億円の資金協力を行う考えを表明しました。これに対し,オニール首相から日本の長年の支援に対する謝意が表明されるとともに,日本からの支援を活用してパプアニューギニアの一層の発展に取り組んでいきたいとの決意が示されました。

4 安倍総理大臣から,世界津波の日の国連への提案について協力を求めたところ,オニール首相は支持する旨述べました。両首脳は,投資,人的交流等の二国間関係に加え,気候変動,国連安保理改革等の国際社会における課題及び協力について意見交換を行いました。


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