岸田外務大臣

平成26年6月11日
 11日17時15分から約50分間,岸田外務大臣はビショップ豪州外相と会談したところ,概要は次の通り。

1 二国間関係

  1. 両外相は,日豪の「戦略的パートナーシップ」を一層強化し,両国関係を特別なものに引き上げていくことで一致。
  2. 両外相は,4月の日豪EPA交渉の大筋合意を高く評価し,署名にむけた迅速な作業と,TPPの早期妥結に向けて引き続き精力的に交渉に取り組んでいくことで一致。
  3. 両外相は,両国の人的交流の拡充の重要性につき一致,豪の新コロンボ計画について,日本として支援していくことを確認。
  4. 両外相は,捕鯨問題に関し,両者の立場に違いはあるが,良好な二国間関係に影響を及ぼさないことで一致。

2 国際的アーキテクチャ

  1. 両外相は,地域の枠組みや国際社会における一層の協力をすることで一致。
  2. 岸田大臣は,G20におけるアボット首相のリーダーシップを支持する意向を表明。
  3. 両外相は,国連や軍縮・不拡散分野における緊密な連携を継続することを確認。
  4. 岸田大臣は,サイバー協力を強化することを確認。
  5. 岸田大臣は,9月に開催予定の女性が輝く社会に向けた国際シンポジウムに言及し,女性の全世界での活躍促進に向けて取り組む旨表明。

3 地域情勢

両外相は,地域情勢につき議論し,地域における海洋,空域の法の支配,拉致問題を含めた北朝鮮問題についても連携していくことを確認した。また同日発生した,中国機による異常接近事案につき意見交換した。

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